日本再生元年の年明けに寄せて

本日、このブログを開設した。
 
よく「教育は国家100年の計」と言われる。
いま、日本は、教育の荒廃ここに極まれりの様相だ。
 
戦後70年近くかけて教育が荒んだ結果が、あらゆる面で日本が危機的状況に陥り、新帝国主義と言われる国の侵略を受けかねないところまで来た。
 
70年近く前から始まった、卑屈な、いわゆる「戦後教育」を受けた人たち、あるいはもともと思想的にサヨク的な人たちが、平成に変わったあたりから、国の枢要な立場に立ち「河野談話」だの「村山談話」だの、立て続けに国益を毀損するメッセージを発して、近隣諸国につけ入るスキを与えてしまった。
 
3年前は、とうとう総理大臣になるべきではない人が立て続けに2代もその地位に就き、相当傾いていた日本の骨組みを倒壊寸前までにしてしまった。
 
本当に教育は恐ろしい。
 
新帝国主義の「彼の国」では20数年前から膨大な国民に「反日教育」を施してきた。
 
彼の国にしてみれば、ここにきてその成果が出始めてきたということだ。そうした恐ろしさを織り込んで日本企業が進出しているのかどうか、はなはだ疑わしい。これからも事あらば日本企業は焼き討ちに遭う。
 
我が国のマスコミも手に負えないほど売国的だ。心ある人たちは、それが、どの新聞社、どのテレビ局なのか承知しているが、そういう意識を持たない多くの読者、視聴者は無批判にマスコミからの情報を受けている。
 
ただ、先月の総選挙の結果を見ると、それら新聞社やテレビ局がいかにヒステリックに、やれ「公共事業中心の古い政治の復活か」だの「平和憲法をゆるがす勢力の復帰を許すのか」だのと、自公による政権奪還を疑問視してみせても、国民が「バカヤロー、二度と民主党に任せられるか」と審判を下した。
 
これまで2000年の中で何度も国難を乗り越えてきた日本の人たちの英知は失われていないことがわかる。
 
しかし、ホッとするのもつかの間だ。この売国マスコミは改心することを知らない。これからも執拗に政権攻撃を続ける。国内で、いわば後ろから鉄砲玉が飛んでくる中で「彼の国」からの侵略を阻止しなければならないのだから容易なことではない。
 
私たちは、少しでも多くの声で、そのような売国マスコミを糾弾していきたい。
 
ちょうど年末年始を利用して、心あるオピニオン誌を丹念に読んでいるが、志を同じくする人たちの主張は心強い限りだ。
 
安倍総理は、組閣後の記者会見の中で、「いじめ」の深刻化に例をひいて教育の重視にふれた。これからの教育は、何よりも「規範意識」の徹底が必要だ。
 
いじめの問題について言えば「弱い者をいじめることが、どれほど恥ずべきことであり、人間としてクズのやることなのだ」という規範意識を徹底することである。封建社会と言われた江戸時代のほうが、現代よりよほど高い規範意識にあったと思うほどだ。
 
これは親の問題でもあり、家庭での教育である「しつけ」の劣化にも大きな原因がある。
 
規範意識は家庭、学校、社会が共通の規範意識を持っていなければ育てられない。社会としての「しつけ」の場である公衆道徳について、ある子供に他人が口出ししようものなら「うちの子に何を言うのよ」の時代だ。
 
それらも含めて教育の荒廃ここに極まれりなのだ。
 
まずは、年の始めに寄せて、向こう100年のスタートラインの気持ちでブログを書きつづった。
 
一つ言えるのは、今年の年明けは、とても前向きな気持ちで迎えられたということだ。
 
東日本大震災の復興がまだ緒についたとも言えない中だが、何よりも景気が上向き加減になり人々の気持ちが、マインドが上向く。これがまず大事だ。
 
マインドが上向けば投資・消費行動に結びつく。そこに政策的後押しがあれば、あとは相乗効果で上昇スパイラルが始まる。企業業績が円安・株高の恩恵で改善数値になれば尚一層である。
 
外交・安全保障については「彼の国」への対処をはじめとして、全幅の信頼がおける内閣だ。それに国家100年の大計たる「教育」への取り組みが本格化することを思うと、我が日本も捨てたものではないと前向きになれる。
 
しかし、思えば、明治維新を成し遂げスタートした明治政府は、最初の10年間、非常に難しい舵取りを強いられた。維新の3傑を言われる西郷隆盛大久保利通ともに非業の死を遂げ、木戸孝允こそ病死だったが、それとても難しい舵取りの中で懊悩した末の病とも言える。
 
いま、全幅の信頼をおいて舵取りを任せられるのが安倍総理一人だけというのでは、あまりに心もとない。向こう10年ぐらい安定した舵取りを進めてもらうため、もう2~3人、脇を固めて欲しい。
 
国民的人気の高い人が党内に一人、党外に一人いる。「次はオレ」と考える気持ちはわからなくもないが、支え切って10年継続してこそ、むしろ「平成の3傑」と呼ばれるようになるのではないか。
 
まずは10年、いろいろと発信しながら国の行く末を見守りたい。