「安倍晋三という政治家」の出番は、日本の危機において必然だ。

2日前に「習近平北京五輪ヒトラーベルリン五輪、その同質性にもとづく危機感」と題して、来るべき中国の日本への復讐行動を止めうる複数の強力なリーダーの出現を願望した。

 

その前の書き込みは、10ケ月も前で安倍総理の辞任を予感した上で、「唯一の道は、あくまで国際社会での立ち位置を保てる政治家への後継指名です。」と願望した。

 

それが可能な「国際社会で認知度があるのは麻生副総理だけです。」と願望した。結果は内政型の菅総理誕生だった。

 

2日前の書き込みは、「中国なしに経済が成り立たない国なのだから・・・」という論理に対して、「いや、そうではない」といって、経済にもたれかかっている論理を突き崩し、中国共産党の野望に敢然と異を唱え日本を一つにまとめてくれるリーダーの出現を待望する書き込みだ。

 

日本は、この秋までに必ず総選挙があり、菅総理の続投になるのか、誰かがとって変わるのか、といったコップの中の嵐に過ぎない政治に終始する。

 

着々と中華帝国のシナリオを進めようとする中国に対して、何らの有効な手を打てずに1年が過ぎるに違いない。

 

しかし、北京五輪が世界の批判を浴びながらも行われれば、一つの節目が過ぎる。その時は、必ず日本が中国から旗幟を鮮明にすることを求められる。アメリカをとるのか中国をとるのか、である。

 

その時にかけられる圧力は、必ず国難をもたらす。中国は、いやでも中国を取らざるを得ないような強烈な圧力を日本にかけてくる。

 

「中国なくして日本の経済はなりたたない」ことが、何の根拠もないことだったことをイヤというほど思い知らされる時が来る。

 

そして、やっと日本中の人々が「安倍晋三という政治家」の再登場に縋ることになる。どう考えても、その日本の危機において、安倍晋三という政治家の出番が必然となる。

 

そして、日本だけが「敢然と異を唱える」のではなく、クワッド(日、米、豪、印)が同じベクトルで動けるよう牽引していくことが必要不可欠だが、それは「インド太平洋戦略構想」を提唱した安倍晋三という政治家が中心となって可能になる。

 

かつて安倍晋三という政治家は、民主党政権の打倒に立ち上がり復活を遂げ、その後、G7のリーダーと、メンバーの誰しもが認めるところまで日本の国際社会での立ち位置を押し上げた。

 

次に安倍晋三という政治家は、習近平中国共産党による支配という、世界の民主主義の危機の局面で立ち上がり、自由と民主主義を守ろうとする各国を束ねていくであろう。

 

習近平中国共産党の野望に、最も強く異を唱えなければならないのは、G7の他の国でも、クワッドの他の国でもなく「日本」なのだ。

 

「中国なしには経済がなりたたない」ことが最も強いのが日本であり、中国にとって復讐心が最も強い相手は日本であり、地政学的に最も緊張関係にあるのが日本と中国だからである。

 

そういう日本を率いていくのは「安倍晋三という政治家」をおいて他になく、これは歴史の必然だ。

あとは、それがいつ来るかだけのことだと思う。