安倍政権は、官僚機構の伏魔殿との闘いに疲弊してしまったようです。稲田さん、総理を支える役割の出番です。

本日は、2020年5月11日。今日も国会審議で安倍総理は、野党各党からの「質問」というより詰問攻めに合っていて、その答弁姿は、どこか投げやり、心ここにあらずといった感じを受けました。

 

おそらく安倍総理は、心が折れているように思います。体調がすぐれないのかどうかまでは情報がありませんが、昨年秋の「桜を見る会」追求以来、コロナ対応でもチグハグで、特に菅官房長官とのすきま風が止めようのないところまで来た感じです。

 

そして、いま検察官定年延長法案反対の火が、ツィッター上で燎原の火のように広がっています。この法案を強行すると倒閣運動に広がりかねません。誰かが止めないと。

また山口公明党代表でしょうか?

 

こうなると、官僚機構の思うつぼです。昨今言われている財務省vs経産省。安倍政権の幹部官僚人事の掌握によって、もっとも標的にされたのが財務省であることは、言うまでもありませんが、いよいよ財務省の反転攻勢が始まったという感じです。

コロナ対策で求められている経済対策の財源を握る財務官僚、安倍政権の方向性を無視してサボタージュや不作為が増えることでしょう。

官邸中枢スタッフが経産省中心になっている状況は、財務省にとっては決して看過できないことで、その執念はまるで中国のようです。

 

安倍総理は、こうした財務省中心の官僚機構をあらためさせなければという使命感で、この7年間頑張ってきて、相当効き目のあるところまで来ましたが、今度は、官邸中枢を占める経産省官僚の暴走に足を引っ張られて、財務省の反転攻勢を許してしまっている感じです。

 

その結果、最近の安倍総理は、すっかり闘いに疲弊してしまった印象です。こうなると、憲法改正拉致被害者救出も夢のまた夢になってしまいます。

 

世界情勢が、中国という専制国家の支配が強まっていく中で、自由と法治という共通の価値観を守り抜いていかなければならないはずの先進諸国が一枚岩になれず、結局、中国を利する状況が深刻化しており、先進諸国の中でもっともリーダーシップのある安倍総理が退陣してしまったら、一巻の終わりということになってしまいます。

 

どうしたらいいのでしょう。安倍総理を支え、もっと先進諸国のリーダーとしての仕事をやってもらわねば、という使命感に燃えた政治家は誰もいないのでしょうか?

いや、稲田朋美さん!! 出番です。あなたこそ、身を挺して安倍総理を守り盛り立て、この国難を乗り切る仕事をしなければなりません。

 

私は、2017年7月30日の書き込みで「稲田朋美さん、宰相を支える精神的支柱をめざせ。」と、次のように呼び掛けました。

稲田さんは安倍総理が育てたいと見込むだけの政治信条、精神性を持った人ですが、総理大臣をめざすことがふさわしいのかといえば「NO」だと思います。

むしろ、保守勢力全体の精神的支柱、理論的後ろ盾として世論をリードする存在を目指して欲しいと思っています。具体的な職務はなかなか今あげられませんが、批判勢力の矢面に立ち、非難中傷の矢玉を受けることが、むしろ宰相を支えることになるような立場、そういう政治家を目指して欲しいと思います。

このテーマについては、具体的な職務についての答えが出るまで、私も自問しながら折々、触れてみたいと思います。

 

まさに、その時が来ました。いま、あなたが立ち上がらないで、誰がやります? 」

もし検察官定年延長法案がまずいようでしたら、いま、あなたが総理に直訴して、やめさせればいい。修正が必要なら、そう直訴すればいい。その上で、国民に「世界のために安倍総理を失ってはダメです」と訴えかけてください。

もはや周りに気兼ねする必要はありません。7年前、菅義偉さんが安倍晋三さんに「いま出るべきだ」と強く訴えて心を動かしたように、今回は、あなたが安倍総理を動かさなければなりません。もう菅さんにそれを望んでもできないところまで来てしまったからです。

あなたが総理に訴えかけ、そして世論にも「安倍総理のもとで結束しないと、日本だけにとどまらず世界全体が危機的な状況に陥ります」ということを訴えかけてください。

どうか、行動をお待ちしております。

よろしくお願いします。