テレサ・テン「別れの予感」のこと
半年ぶりぐらいで「一人カラオケ」に行きました。あまり歌わないでいると、何かの時に歌おうとしても、変なことになりそうで、意を決して行きました。
遠い場所でもなく、行こうと思えばいつでも行けるところにありながら、しかも忙しいわけでもないのに、結果的にはなかなか行けませんでした。
歳をとってじわじわと億劫になっているのかも知れません。意識的に行こうとしないと、また疎遠になってしまうかも知れません。
さて、半年以上もマイクを持って歌っていませんので、最初はスローな感じから。
選んだのは順に、渡哲也「くちなしの花」、増位山「男の背中」、石原裕次郎「二人の世界」、ロス・プリモス「ラブユー東京」これぐらい歌うと少し慣れてきます。
次に、いきなり越路吹雪「サントワマミー」、梓みちよ「メランコリー」、テレサ・テン「別れの予感」
あっという間に40分ぐらい経ちました。締めは倍賞千恵子「下町の太陽」です。
この中でテレサ・テン「別れの予感」の予約をしようとして、病魔に斃れた作曲の三木たかし氏のことを紹介した番組のことを思い出しました。
三木たかしという作曲家は、それこそ命を削って、こういう曲を生み出したのかと、思いを馳せながら歌いました。まさに渾身の一曲という気がします。
同時に詩の素晴らしさ、アレンジの素晴らしさも感じます。
あらためて調べてみました。
作詞・荒木とよひさ、編曲・林有三、ストリングス・アレンジ:服部克久
とあります。
荒木とよひさ氏という作詞家も同じ番組で紹介されていたと思います。アレンジが驚きました。通常の編曲のほかに、ストリングス・アレンジというのも加わっていたのです。それが服部克久氏ですから、大御所です。
編曲の林有三氏という方も、多彩な才能を持った作曲・編曲の大家のようです。
こんなふうなスタッフが仕上げた曲ということで、この曲の素晴らしさが一層わかった気になりました。
これからは、一つひとつの曲を作ったスタッフのことも調べる楽しみもできました。